シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)
- すねの内側辺りに痛みがあるなら
- その痛みは、運動の始まりと運動後に現れていた
- 徐々に運動時にも現れるようになってきたなら
- ひどくなると、日常生活を送るときにも痛みが現れるようになったなら
- すねの痛みはうずくような痛みであるなら
- 痛みが気になってプレーに影響があるなら
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは/生駒えだ鍼灸整骨院・整体院
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは、ランニングやジャンプなどを繰り返すスポーツ選手に発生する、すねの内側の痛みのことをいいます。
多くは、オーバーユース(使いすぎ)で起こるとされています。
このすねの内側の痛みは膝から下の部分全体ではなく、下1/3の部分に現れることが特徴的です。
※もしピンポイントで痛みがある場合は、疲労骨折を起こしている可能性もありますので、至急レントゲンなどを撮ってもらう必要があります。
シンスプリントの痛みは程度により出てくる時間帯が違うのが特徴です。
初期段階では運動の前後に痛みが現れますが、運動をしているうちに痛みが緩和してきます。
そのため多くのシンスプリント初期段階のスポーツ選手は、「運動すると痛みが引くので運動を続けてもいい」と思いがちです。
ですが、シンスプリントというのはオーバーユース(使いすぎ)で発症しているため安静にしなければいけません。
シンスプリントは数カ月かけて様々なサインを出しながら徐々に症状が進行していくため、そのサインにきちんと気づくことが出来、なおかつその時に合った施術をきちんと行っていれば治る症状です。
しかし数カ月かけて徐々に進行するため、サインに気づかず放っていて、いざ整形外科や整骨院にかかった時にはすでに運動が出来ない程度まで症状が進んでしまっていることが多いです。
そうならないために今からここでシンスプリントについて詳しく説明していきます。
ご家族やご近所さんに困った方がおられましたら、これをもとに説明をして頂けると良いかと思います。
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の基本知識/生駒えだ鍼灸整骨院・整体院
原因
先程から述べているとおり、走ったりジャンプを繰り返したりするスポーツ選手のオーバーユース(使いすぎ)が原因のことが多いです。
しかし同じ環境で練習していてもシンスプリントになる選手、ならない選手がいるのはなぜでしょう。
それはただ単に使いすぎだけで起きているのではないからです。
ではそれ以外の原因は何でしょう。
・フォームや体の使い方が悪い
・土踏まずがない
・十分なウォーミングアップやクールダウンを行わない
・固い地面を走っている
・足首の骨が傾いている
など、使いすぎ以外にも様々な要因が重なってすねの痛みを引き起こしています。
なりやすい年齢
シンスプリントは小さな子供に発症することは少なく、中学生から高校生くらいの部活動をバリバリこなすような年代に起きやすいです。
その理由として、小さな子供はそもそも足を使いすぎるほど体力や筋力が備わっていないため、もう少し大きくなって過酷な運動量をこなし始めた中高生に多いのです。
なりやすいスポーツ
・陸上
・バスケットボール
・バレーボール・
・サッカー
など長時間走ることの多い競技や、ジャンプを繰り返すことの多い競技などがシンスプリントになりやすいです。
症状
症状の進んでいる程度によって症状は違うのですが、すべての時期に共通した症状として
・すねの内側が痛い
(大半は内側が痛いことが多いですが、人により外側に痛みが出る方もいます)
というものがあります。
では次にシンスプリントの進み具合別に症状を挙げていきます。
初期段階
・運動の始まりごろと運動を終えた後に痛みが現れる
・でも運動中は痛みがない
・痛みは鈍痛であることが多い
ひどくなると
・運動中もずっと痛みが現れる
・歩いている時にも痛みが現れる
・運動を続けることが出来ない
シンスプリントは初期段階から急にひどくなることがなく、数カ月かけて症状が進行していきます。
そのため、ついついほったらかしにしてしまい、整骨院や整形外科に行く頃にはかなりひどくなってしまっていることがほとんどです。
シンスプリントをほっておくと怖いのが、運動できないだけでなく疲労骨折を起こしてしまう場合があることです。
※痛みの範囲がピンポイントで、尚且つ運動中も痛みが引かない場合は疲労骨折を起こしている可能性が高いので、整形外科で一度レントゲンを撮っていただく必要があるかもしれません。
生駒えだ鍼灸整骨院・整体院 シンスプリントの施術内容
施術方法は当整骨院で行う内容ものと自宅で行う施術内容を述べていきます。
施術内容
① 硬くなってしまった筋肉を筋肉調整(マッサージ)で緩めます。
② それで取り切れない筋肉の張りは、鍼灸も併用してきっちりと緩めていきます。
③ 次に、ずれている骨盤や足首の骨を矯正により元の位置に整えていきます。
骨盤の矯正は、生駒えだ鍼灸整骨院・整体院自慢のトムソンベッドというボキボキすることなく正確に骨を元の位置に戻すことが出来る機械を使い、愛護的に矯正していきます。
足首の矯正は、アクチベーターという矯正したいところにピンポイントで当てて正確に骨を元の位置に戻すことが出来る機械を使い、矯正していきます。このアクチベーターも衝撃がほとんどありませんので、愛護的な矯正となります。
④ 最後は筋力不足によるフォームや体の使い方の乱れを、筋力強化で解消していきます。
そのために生駒えだ鍼灸整骨院・整体院で使う機械は、コアレという電気で鍛える筋トレ器具です。
この機械のすごいところは皮下15cmまで高周波を流すことが出来るため、すべてのインナーマッスルを鍛えることが出来るところです。
インナーマッスルを鍛えると身体がブレにくくなり、悪かったフォームや体の使い方が正されます。
で当店行う施術内容は以上です。
あとは生駒えだ鍼灸整骨院・整体院で行う指導を自宅で頑張ってもらう必要があります。
自宅でのセルフケア
生駒えだ鍼灸整骨院・整体院で受けた指導をもとに、自宅でのセルフケアを行ってください。
人それぞれの症状や程度により指導は変わってきますが、主にはストレッチやアイシング、マッサージが主な自宅でのセルフケアになります。
学生時代の部活生活はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
その短い部活生活をシンスプリントという怪我のせいで休まなければならないのはもったいないと思いませんか?
そうならないために生駒えだ鍼灸整骨院・整体院で早期発見・早期施術を行い、最高のコンディションで部活に臨みましょう。
シンスプリントはきちんと施術すれば大丈夫な怪我です。
ですが、見逃すと疲労骨折という最悪の事態になる怖い怪我です。
「たかがシンスプリント、みんなもなっているから大したことない。」こんな風に安易に考えがちですが、一度しっかり専門医に診てもらう癖をつけましょう。
※この記事は厚生労働省認可の国家資格:柔道整復師の江田佑介が監修しています